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皆さま、こんにちは。
今回は、韓国語の婉曲表現「~なんですよ」「~なんですが」を学びましょう。

とても使える表現方法です。用言により活用が異なるので、分けて紹介します。
ぜひ、覚えて活用くださいませ!

婉曲とは?

婉曲(えんきょく)は、優美で、控えめで、繊細な特徴を持つ表現方法です。

直接的な表現や対立を避けるために、間接的な言い回しや修辞的な手法を用いて情報や感情を伝えます。婉曲な表現は美的な感覚を与えるだけでなく、謙虚さや対立を避ける意図を表す場合にも使用されます。

日常のコミュニケーションにおいては、聞き手が不快な思いをしないように、露骨にではなくそれとなく伝えるというときに用います。
誤解や対立の可能性を減らし、良好な人間関係を維持することができます。

まとめると、婉曲は控えめで繊細な表現方法であり、さまざまな状況や目的に適しています。情報を伝えたり、感情を表現したり、人間関係を維持したりするために使用されます。

「遠回しにそれとなく表現する様」

これが、婉曲表現です。

形容詞・指定詞

  • 語幹+(으)ㄴ데요

活用:形容詞、指定詞の語幹につける。子音語幹には '-은데요' をつけ、母音語幹・ㄹ語幹には '-ㄴ데요' をつける。

原形 婉曲表現
形容詞 예쁘다
좋다
예쁜데요 (綺麗なんですよ)
좋은데요 (良いんですよ)
指定詞 이다
아니다
인데요 (~なんですよ)
아닌데요 (違うんですよ)


※ [요] を外すとパンマルで活用することができます。

動詞・存在詞

  • 語幹+는데요

活用:動詞、存在詞の語幹にパッチムの有無関係なくつける。時制補助語幹も同じ。

時制補助語幹

過去形 "았/었" や、意志・推量形の "겠" につけることができる。
形容詞や指定詞の過去形のときなどは '-는데요' をつける。

原形 婉曲表現
動詞 가다
먹다
가는데요 (行くんです)
먹는데요 (食べるんです)
存在詞 있다
없다
있는데요 (あるんですよ)
없는데요 (ないんですよ)
時制補助語幹 많았다
모르겠다
많았는데요 (多かったんですよ)
모르겠는데요 (分からないんですよ)

하다は注意

動詞で活用する "하다" の現在形の文章の時は、分かち書きとなります。

【-하는␣데요】

  • 공부하는 데요
    (勉強するんです)
  • 준비하려고 하는 데요
    (準備しようと思うんです)

一応、ルールですがくっついて書いても許容されます。

連結語尾

この婉曲表現は、文章の途中で用いることもできます。

例えば「少ししか食べていないのですが…体重が増えてました」というような文章を作ることができます。

조금밖에 먹지 않았는데... 몸무게가 늘었어요

上記のように [요] を外して用います。

連結語尾 似ている文法

訳が、"-지만" と同じなので、活用するとき注意しましょう!

  1. -지만:前文を認めつつも否定するとき
  2. -데:行為や状況を説明するとき

「食べたいけど、お金がなくて食べられません」

  • 먹고 싶지만 돈이 없어서 못 먹어요.
  • 먹고 싶은데 돈이 없어서 못 먹어요.

'-지만'は、食べられない理由が必ず後節に来ます。
'-데' は、状況の説明なので…後節文は否定文でなくても構いません。

  • 먹고 싶은데 어떡하지? 먹을까?
    「食べたいんだけど、どうしよう…食べようかな?」など

ということで、同じ逆説文を作るときに用いる単語ですが、説明文と否定文で用途が異なると覚えておいてください。

会話してみよう

임 부장님도 오시는데, 괜찮아요?
イム部長も来るんだけど、大丈夫ですか?

임 부장님 싫은데... 어떡하지?
イム部長、嫌いなんだけど…どうしよう

부장님인데, 어떡할까?
部長ですからね、どうするか?

박 대리님이 있으면 좋겠는데
パク代理がいるならいいんですが

この婉曲表現は、韓国ドラマでもよく耳にしますよね。
言い切らないところが、相手を気遣っていてとても素敵な表現です。

覚えてどんどん、活用してください!

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